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transcriptions

2025 / NIME (New Interface for Music Expression) 2025, Canberra, Australia

transcriptions

“transcriptions” は、姿勢センシングと触覚フィードバックを活⽤し、2⼈のパフォーマーが互いの動きを再帰的に模倣し続ける即興パフォーマンス作品である。模倣の過程で⽣じるズレや誤差と、介⼊者(Intervener,Operator)が引き起こすパフォーマー同⼠の関係性の動的な変化が絡み合い、予測できない動きと⾳を⽣む。

パフォーマーは、ジャイロセンサとエキサイターを搭載した専⽤スーツを着⽤する。ジャイロセンサが取得した姿勢移動のデータは振動に変換され、もう⼀⽅のパフォーマーのエキサイターへ伝達される。パフォーマーはこの振動に反応して動くことで、互いの姿勢を模倣し合う。この模倣の連鎖が繰り返される中で、触覚知覚や⾝体能⼒、初期位置、姿勢の違い、空間的制約などによる誤差やズレが蓄積し、新たな動きが創発される。

Intervenerは、パフォーマーの⾝体に直接⼲渉する。パフォーマンスの展開を⽣むため、要所要所でパフォーマーを押したり、引いたり、⾝体同⼠を結びつけたりする。これによりパフォーマー同⼠の関係性や動きの制約を変化させる。本作品ではすべての⾳がパフォーマーの動きから⽣成される。コンタクトマイクはパフォーマーのスーツに取り付けられ、動作から⽣じる⾳を収⾳する。収⾳された⾳を加⼯して出⼒したり、⾳量情報から電⼦⾳を⽣成することで、パフォーマー間の関係性や動きの変化が⾳として表れる。

Operatorは、パフォーマーの様⼦を基に、振動伝達システムとサウンドシステムをリアルタイムで制御する。これによりパフォーマーの動きとパフォーマンス全体の出⾳に影響を与え、パフォーマンスの展開を調整する。パフォーマー間の関係性や、システムおよびパフォーマンス環境などの相互作⽤によってパフォーマーの動き・⾳が⽣まれ、IntervenerOperatorはそれらに介⼊する。

結果として、動きと⾳の⾮線形的な変化と意図的な制御が絡み合う、即興的なパフォーマンスが⽣まれる。”transcriptions“ は、模倣の連鎖による創発を積極的に活⽤することで、新たな即興表現を提⽰する作品である。

This work was supported by JST Moon Shot Type R&D Project, JPMJMS2215. Projects Supported by the Ishii-Ishibashi Fund (The Keio University Grant for Early Career Researchers) We would also like to thank all those involved in the ZOU-NO-HANA FUTURESCAPE PROJECT 2024 and the SFC ORF(Open Research Forum) 2024 for their cooperation in the exhibition.

発表・展示歴

  • 2025: NIME (New Interface for Music Expression) 2025, Canberra, Australia. link
  • 2024: 横浜象の鼻テラス. link

https://drive.google.com/file/d/1K0vp-Dw21B7OIKDMjfEZ_pECu7NXP4ig/view?usp=sharing

Credits
Takuma Kikuchi, Riki Saito, Risako Shibata, Atsuya Tsuchida, Kenta Tanaka, Ryoho Kobayashi, Yuta Uozumi, Shinya Fujii