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2023年 春学期活動報告 - Riki Saito

2024-01-26

2023年 春学期活動報告 - Riki Saito

研究活動3期目

・「Yadorigi(s)」

Yadorigi(s) みなとみらいでの展示の様子

Yadorigi(s) みなとみらいでの展示の様子

今期は僕がx-Music Labに所属してから初となるグループ制作で、「生命と音楽」チームのリーダーとして創作に携わりました。僕が前学期に制作した「Ygg -音を記憶する樹-」という作品を起点に、チームメンバーとのコラボレーションの中でより広い知見や深い思索を作品に活かすことが楽しみでした。

制作をしている中で、チームと個人の制作での大きな差を感じるようになりました。コンセプトに関しては、自分が作った文章に対し第3者目線で評価する人がいることにより妥協ができないこと。技術面に関しては、頭の中で理解していても、それを言語化がする作業が必須であること。双方でコアメンバーとして携わったことにより、今後個人制作をするなかでも活きてくる考え方が身についた体感があります。

特に、ORFの時点でこの作品の何がいけないのか、何が足りないのかを、「作品が何を求めているのか」と言う視点から自分が良いとする閾値を高めて試行を繰り返すという考え方は、インスタレーション、作曲、ソフト・ハード制作に限らず、自分の作品創作への向かい方として非常に重要な経験になったと感じます。

もともとリーダーというポジションは、実装力のみならずメンバーのマネジメントやディレクションの仕方など、自分の得意としないスキルも要するものなので苦手意識がありましたが、終始メンバーでお互いに率直な意見交換をしつつ、何よりも良い雰囲気でグループ制作を継続できたことは、最終的な作品のパフォーマンスに良い影響を与えていたような気がします。

・「Megalo-me : 音を聴くための巨大な生命体」

Megalo-me サムネイル

Megalo-me サムネイル

佐野風史さんとの共同制作であるこの作品は、グループ制作に労力を費やしながらも、この秋学期で大きく進歩したように感じます。9月には、VR学会開催のIVRC SEED STAGEにて展示をし、LEAP STAGEに進出することができました。夏休み中でもζに通い詰めて、必死に形にした作品だったのでとてもやりがいを感じました。そして、LEAP STAGEでは、賞は取れなかったもののサイエンスアゴラでの展示という経験や、同じフィールドで作品を展示したメンバーと話してコミュニティを広げたりできたことは本当に貴重でした。今後も、この作品は村松春来さんを新たにメンバーに加え、音楽と身体の反応にフォーカスした実験という方向で進めていく予定なので妥協せず発展させていこうと思います。

・「Ygg -音を記憶する樹-」

供養RAVEでの展示の様子

供養RAVEでの展示の様子

2023年度の春学期に制作した、音を栄養として成長する樹の作品です。この作品を、10月に行われた「供養RAVE」という、山の中の渓流沿いで、音楽と共に供養したい物や思いを音楽と共にお焚き上げするイベントにて展示しました。この展示はOBの神田みきさんに紹介されて参加したものだったのですが、本当に自分1人で作品の置き方から動作のさせ方、配線など計画して展示をしました。展示場所も山奥だったので現地リサーチはとても苦労したし、当日も足りないケーブルがあったり動作しなかったりと言ったトラブルがたくさんありましたが、お焚き上げの際の火柱は自分の中でこのイベントに参加してよかったと思えるほど印象に残りました。

・「めくり、めぐる。」(音楽担当)

めくり、めぐる。 サムネイル

めくり、めぐる。 サムネイル

11月に東京ビッグサイトにて開催されたプロジェクションマッピングアワード 2023にて、小学校からの幼なじみ(3D・映像の専門学校生)とその友達と、プロジェクションマッピングの作品を制作しました。僕は映像に合わせて音楽の制作を担当しました。本当にライバルが多く、映像や音楽のクオリティの高さに圧倒されつつも、東京ビッグサイト賞を受賞することができました。彼とは本当にクリエイターとして相棒であり、今も新しい作品を彼と制作しているので、僕自身ももっと成長してクオリティの高い、かつ自己実現を追求する作品を作っていきたいと思います!

Author

Riki Saito